平塚運一（ひらつか うんいち）は、日本近代の木版画を代表する版画家の一人であり、特に力強い彫りと構成美を特徴とする白黒木版画の大家です。

■ 平塚 運一（ひらつか うんいち）
生年：1895年11月17日（明治28年）
没年：1997年5月18日（平成9年）
出身地：島根県簸川郡神西村（現・出雲市）

■ 略歴
東京美術学校（現・東京藝術大学）で洋画を学ぶ
1920年代から創作版画運動に参加 棟方志功らと並び、「日本創作版画運動の父」として知られる
1930年代より、アメリカにも活動を広げる
第二次大戦後は、米国ワシントンD.C.の「アメリカン大学」で長く教鞭をとり、日米間の美術交流に貢献 晩年まで制作を続け、享年101歳

■ 受賞・栄誉
1970年：勲三等旭日中綬章受章
1991年：文化功労者
1995年：100歳を記念し、各地で回顧展開催

■ 代表作・シリーズ
「法隆寺」などの寺院シリーズ 「肖像」や「仏像」など精神性の強い人物図 「出雲風景」など郷土を描いた作品群
平塚運一は、日本の創作版画を芸術表現として確立したパイオニアであり、彼の作品は日本国内のみならず、アメリカをはじめとする海外の美術館・コレクションにも多く所蔵されています。



額寸法★約47×42
作品寸法★約26×22


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